早安、雲長、玄徳、孟徳、ノーマルルート、孔明。
(3/21プライベッターに投下したものを移動)
【早安】
裏仕事担当。
孫家兄妹とそっくりだけど目が死んでるのは育ちのせいだから仕方ないとしても、闇に紛れて人目を忍ぶ役目……には到底ふさわしくない服を着ている。肩のふわふわ大丈夫か?人目ひきすぎない?
呉にいる間ずっと見張られてたらしいので花ちゃんのことはご存知だろうけど、こっちもお前のことは何回もお目にかかってるからな!よう知っとるからな!!ていうか何回かお前の手にかかって亡き者にされてるからな!!
結構他ルートでお騒がせ食らってたけど、こういう、我……心……ナイ……命令……守ル……殺ス……みたいな、アサシンが心を開く展開、すごく嫌いじゃないので当然嫌いじゃない。
もっとゴミを見るような目でみられるかと思ってたけど、ピンチに華麗に現れるし寝ずの番して野犬を追い払ってたし(君と同じ顔をした仲謀は犬追い払うのにやたら恩着せてきたよって話をしたい)多少冷たいくらいで、かわいいやつだった。
通い慣れた飯屋で笑ってくれた時は軽く鐘が鳴った。無表情なキャラはこういう温度差がいいって一万年と二千年前から決まってた。
早安、きみは俗世に疎くて知らないみたいだから教えてあげるね。
「へんなやつ……」っていいはじめたら、もう半分落ちてるからね。どんなに心のない殺人マシンに戻ろうとしても、もうハッピーエンドから逃れられないからね。
それよりなにより問題はお前の上司。
早安ルートにおける公瑾、徹頭徹尾悪役。
血も涙もないやつじゃないって早安がフォローしてるように、そして我々がすでにみた彼のルートによる告白シーンの往生際の悪さ(disってない)からわかるように、そう、そんなに悪いやつじゃない! わかってる!わかってるで! でもいいやつでもない!
早安と花ちゃんを一緒にいかせて「危険でしょう。もしその場合彼女を守り切れなくても仕方ない」(意訳:どさくさにまぎれて消せ)とか、カー!悪い!悪役! お前の琵琶でホームラン打つぞ!
なのでEDで悪役(公瑾)の刃が花ちゃんを狙った時、なんだかよくわかんない武器(焼き鳥の串みたいなやつ)で応戦してくれて、よっしゃ感ありました。
薄幸だっただけに、これから幸せになれよ……
【雲長】
存在そのものがネタバレの総本山。
この世界そのものの仕組みを惜しげもなく見せてくるので、
ん? え? ちょ待っ、ハア!? アーー!??
みたいな感じで、ルート攻略中びっくり箱を開き続けすぎて息切れした。
恋戦記という満点をつけたい最高のゲームにひとつ物申したいことがあるなら、細目軍師の強制ルートでもなく、孫家の服飾センスでもなく、子龍のキスシーンの槍ィィィィでもなく「雲長こそ隠しキャラにしておいたほうがいいのでは????」というところだよ君。
最初に出会う基本キャラの一人、そして選択肢を選んでたらぼちぼち行ける程度の場所に、置かないで関雲長。倒置法。
無垢にもペロッと最初に攻略しちゃった日には、私が受けた衝撃度合い「えええええ」が「へえ~」くらいのかすり傷になってしまう。どうせなら景気よく袈裟懸けに斬られてほしい。
私自身、なにも聞かないで始めてたら、たぶん二人目くらいに攻略してた。絶対してた。
何故って、ビジュアルがさほど好みではなかったので…(長髪の男性に一目ぼれをしたことがない)
あ、大丈夫です。見た目は飾りでしかない、外見の好みなど誤差の範囲ってことは、刀剣乱舞というゲームが教えてくれたので大丈夫です。結果的に好みの幅が広がりすぎて色んな意味で大丈夫じゃなくなったけど大丈夫。
何回も言ってるけどシナリオがすごい。今回本当に「すごい」としか言えなかったすごい。語彙がないのは今回に限ったことではなかった。
他ルートやストーリーでバラバラに落ちてたピースが、ちゃんとおさまるところにおさまって、全容が見えるシナリオすごい。繰り返すなんとか、っていう(うろ覚え)バッドエンドも、ウオオ~イそう来たかオオイ~~!!って若干鳥肌が立ちました。
このバッドエンド、さぞや二次創作が捗ったのではなかろうか。なんかほら、イマジネーションが…アレで…無限の可能性が…
何にも言えてない。
他のキャラを攻略してる時に感じてたことなんですけど、この人最初から最後まで優しいなと。
玄徳とかとは質が違うというか、おおらかさに寄った優しさじゃなくて、手厳しさを伴う、行きずりの相手がくれるにしては根っこの張った優しさだなと思ってたんですけど、攻略してすごい腑に落ちました。
なるほどなるほど……なるほどなーー!
過去に行った時の「話が早いな感」当たり前だが現時点で優勝である。
これまでのキャラはまず手始めに揉めるor困惑が鉄板のコースだったのに、すごいスムーズ。文若さんなんか生真面目が災いして、頭の病気にされたんだからね??
それを踏まえて、彼のこれまでの台詞や行動を思い出すと「う、雲長ーーー!」って後ろから抱きしめたくなってしまう。
芙蓉姫じゃないけど、なんであなたそんなに茶渋みたいっていうか、日にあたってこなかった年寄りっていうか、湿地帯みたいに暗いの???って思っててごめん。
ええ、もう、感動のシナリオで、感動のEDでした。
そしてやっぱり話が重い。文若、草安、雲長、シリアスな空気が充満してるよ。仲謀ルート中盤までのチャカポコ感、今は昔。
スペシャル→ここだけみるとなんのゲームかわかんなくなるな?
【玄徳】
乙女ゲーム!!!!!!!!乙女ゲームだこれ!!!!!
花ちゃんがとにかく乙女で、色恋のターンに入るのが早い。
仲謀ルートの彼女は一体なんだったんだ!?
雰囲気と態度が違いすぎて、仲謀をちょっと気の毒に思いつつもちょっと笑った。彼がみたら憤死する可能性必至。
Twitterでも言ったのですが、恋戦記を始めた時玄徳に抱いた第一印象は
【この人最初から花ちゃん性的な目で見てない???】
優しく頼もしく大らかで信念があって、まさに仁の人。
でもなんか……なんだろう……何かにじみでている……誠実にいかがわしい……お父さんみたいだけど絶対お父さんじゃない……ただの勘だけど……全然違ったら申し訳ないけど……。
そんなことを思っていたこともありました。攻略した今、はっきりといえる。
第一印象に狂いなし。
最初からどうかはわからないけど、結構早い段階で性的な目で見てた。
穏やかで男らしい人格者の顔をしておきながら、あいつは中に抑えのきかない獣を飼っていたのだよワトソン君。
色んなルートで色んな人が玄徳に嫉妬してたけど、彼らの勘は当たっていた。
そうだね、警戒すべき男だったね。
あんなに、花ちゃんに「玄徳さんって大人だな…」って思われてたのに、実際のところ誰よりも待ててなかった。
クライマックスで「待てない」って本人も言ってたけど、冗談抜きで待ててなかった。
あの自己申告は告白シーンにおいてのキスをさして「待てない」だと思ってたけど、それより過去についても適用されていた。
「散々待たせやがって」(16歳/孫家当主)
「待てない」(いい歳(本人談)/仁徳の人)この対比の美しさ、後世に伝えていきたい。
EDであんなに「おい!!!!!!!!!!!」って思ったことない。
もうどうしていいかわからないので、心の中でいいねボタンを壊れるほど押した。
私ねえ、深夜三時だったんですよ。そのEDを見たのがねえ(稲川淳二風)朝だか夜だかよくわかんない時間に、劉・待ててない・玄徳を目撃したんですよ。やだな~怖いな~……
枕殴って歯ぎしりしながら寝ました。
EDで明るみになった待ててなかった事件のせいで色々吹っ飛んだけど、すごい神がかった演出が沢山あって、壁ごしに話すシーンとか、「妻にすれば、お前の」の後の台詞が表示されてないのに音声は聞こえるところとか、切なすぎて、隙間風みたいな変な声が出てしまった。ヒュエ~~……
あと公瑾がここでも暗躍して存在感を示してた。ヒュエ~~……お前は自分のルートじゃないところでいつも元気だな。
恋戦記は攻略対象が大人であればあるほど、ダメ度があがるのかも知れない。
そういえばスペシャルでも待ててなかった。玄徳待ててなかった。いい加減にしてほしい。
【孟徳】
なんだこの心臓と体に悪い攻略ルートは。
驚きのバッドエンドの量。気を抜いたらすぐコースアウトして、「~終~」って暗転画面に出迎えられちゃう。
というかハッピーエンドの正式ルートでさえ「これは……また……暗転する!」って思いました。BADの匂いしかしなかった。
いやしかし、このシナリオなら仕方ない。仕方ねえわ。何回も言ってるけど今回も言うわ。シナリオがよすぎる。マスター酒持ってきてよ強めのやつ。
終わりの方は「ア゙ア゙ア゙」って呻いてたから終わったあとすごい疲労感を覚えた。あんなにPSP軽いのに肩こりが悪化。
孔明と孟徳を残した状態なので、数えるのも馬鹿馬鹿しいくらい孟徳軍にはつかまってるわけですよ。行きつけの定食屋より顔出してるわけですよ。
顔合せるたび、のっけからこの好意的すぎる態度……怖い! 闇が深そう! って思ってたけど、玄徳に引き続き、第一印象は裏切らない、のパターンだったし、なんなら想像以上だった。
見た目チャラいし女の子大好き、って公言してるやつは、だいたい人当たりはいいけど、付き合い方に線引きをして、本当の意味では愛してくれないんでしょ?そうなんでしょ?くらいに思ってたけど、なんか…はい…ちょっとそれとも少し違うっていうか、そういうんじゃなくて…はい…私が浅はかでした…(取調室で深刻な声を出す)
花ちゃんに対して、面白そうだな→かわいいな→そばに置きたいな、って興味が好意に変わっていく過程を、にやにやしながら見守る予定だったはずが、拙者全く笑えなかったでござる。高まる真顔率。
後半につれてニヤニヤするどころか、音楽はやたら悲愴な音を奏でるし、私の語彙はどんどん戦死していくのであった。
無理。無理オブ無理。いい意味で無理。
孟徳ルート無理ポイント
・最初からずっと本当の事しか言ってない
・「何人たりとも俺を裏切ることを許さん」
・嘘を見抜いている時の傷ついた顔
・好きになることと信用することはイコールではない
もう本当に無理。終盤ほとんど無理。
誰か無理以外の日本語を提案してほしい。もう少し風雅さが欲しい。いとをかし。
伝わりそうもないこの気持ち、念で送るから受け取ってくれよな。
彼の血生臭い過去の経歴から、「嘘」と「信用」が鍵のストーリーだと思うんですけども、この「嘘」と「信用」をクライマックスの暗殺と絡めてくるシナリオは震えるくらいに美しくて素晴らしい。その分緊張感が半端ない。孟徳の痛みをにじませた顔がしんどい。胃が痛い。体に悪い。体に悪いぞ。
石を置くゲーム、あれは嘘が見抜けるよってことじゃなくて、嘘は言わないよっていうことを言外に伝えたかったのかなとか思うと切なすぎて大地が割れ砕けるから考えるのはやめよう。
恋戦記とうたっているけど、孟徳のルートは彼と恋をするの本筋ではなくて、裏切られる可能性を理解しながら相手を信用する覚悟を得ることなのかな……とか頭を抱えながら思いました。孟徳相手じゃなければ、信用云々はそこまで難しいことじゃないけど、ほかならぬ孟徳の場合、妻となるより遠い道っていうのが、切ないというか、なんというか、やばい。語彙がまた儚くも死ぬ。
孟徳に信用してもらうことの難易度の高さが、バッドエンディングの多さに直結してるのかと思うと、本当におそろしい、おそろしいよ。
官吏や将の前の威厳を隠そうともしない声色と、子どもみたいにだらしなく笑うのが同一人物っていうところもおそろしい。
ちくしょうED泣いた。あんな洒落にならない命がけの大騒動があったにもかかわらず、若干まだ信用しきってないのが、曹孟徳~お前~~お前ってやつは根が深い~~
という感じで、孟徳のことは家に持ち帰って今後の課題としたいと思います。
なにをどう課題にしてどうするつもりなのかは自分でもわからない。まだ消化できてない。
文若をみて常に胃痛患ってそうって思ったけど、むしろ元譲のほうが重篤そう。胃に穴があきすぎて水玉模様みたいになってそう。
スペシャル→絵の問題だとおもうんだが猫がものすごいドヤ顔
【ノーマルルート】
最後は孔明だ!って意気込んだら、ノーマルクリアしてないと開放されないらしいと聞いて、勢いのままトップスピードで駅通過した。
制限あるんかい~ならば雲長にもそれを~それを設けたれ~~
ノーマルだから誰とくっつくこともなく、それじゃどうも~お疲れっした~って帰るだけのルートなのかなと思ったら、三国志らしき世界にきた甲斐のある、胸熱のストーリーでした。
そして孔明をやるならノーマルをしなきゃいけない意味もわかった。
この近所のおっさんみたいな雰囲気の師匠は一体何者なんだと最初からずっと思ってたけど、あの時のこと覚えてたのかよ~……ってワッて顔を覆いたくなった。
戦いのない世界にっていうテーマのルートなので、そのための戦を本を使って繰り広げるわけですが、難しいことはからねえ、という脳味噌しか持ってないので、ただ頷くだけで理解はあまりできていなかった。あれだな。天下を三つにわけるやつ。存じてる存じてる。詳細は知らぬ。
そうこれはノーマルルート、誰ともくっつかないはずのルート。
しかし過去編で出会った(絡まれた)「あんじ」という可愛い名前を持つ、可愛くない顔のごろつきが、めっちゃフラグ立ててくるので「……?」「……??」「!?」ってやや動揺しました。
下手すりゃ元譲より会話多いじゃん!!
まさかノーマルルートってお前と?お前と、この世界で、所帯を持つエンド??(ノーマルの意味を辞書で調べる顔)
最終的に違ったけど、十数年後また奇跡的な場面で奇跡的に再会するし、完全にディステニーだった。
もはやスチルがないのが不思議なレベルである。しかしなんだかんだ言いながらも一肌脱いでくれるし、あんじともう一人の李翔はいい男であった。あんじの漢字難しすぎて読めないし変換もできない許せ。
孔明以外のキャラを攻略してから臨んだこのルート。
一度は愛を誓った男が、敵とまでは言わないけど親密でもないし、さらにあんまり幸せそうじゃない感じで出てくるので、そのたびに「ウッ」て思いをはせてしまう。
幸せそうじゃないどころか、公瑾と文若に至ってはサラッと死んでた。本当にサラッと。
特に文若は献帝を連れ出すところで一度顔を合わせてたからダメージ増。もーーー!!この二人おやつみたいにポケットに「死」を常備してるからやだ!!!目を離した隙にすぐ死なないで!!
【孔明】
今から孔明をやる、と言ったら、複数から戦場にむかう兵士のような眼差しで見送られた。
そして兵士は戦死を遂げた。
いや……あの……兵士死ぬの初めてじゃないから、かなり死んでるから、恋戦記始めてからずっと死んでるから、もうこの死が何回目かわかんないみたいな、雲長ルートかよみたいなアレなんですけど、装いも新たに死んだ。
もういらなくない? 感想とかいらなくない?
いや書くけど。殴り書くけど。
孔明ルートだから、孔明が出てくるところはスキップしないで見よう、と始めたら、最初はなんてことのなく流していた言葉にものすごく意味があったことに気づいて、君主の三人に比べてたらそこまで長いストーリーではないはずなのに、とても心がもたなかった。
何も知らないまま邁進するのは勇猛だけれど、全部知った上で見守るという行為は、それより強い覚悟が必要で、更に痛ましい。
だって、花ちゃんがトリップしたとき、孔明が居合わせたってことは、十年思い続けた相手と奇跡的に再会できた歓喜とともに、彼女は帰るために来た存在という絶望を、両方あの瞬間に食らったってことだよ。むごい。
森の中で、どんな顔して声をかけたのかと思うと我はもう。そしてあの時の戸惑ったような声を思い出すともう。
孔明のしてきたそれは、全部恋を飛びこえて愛。
恋は見返りを求めてしまうものだし、他のキャラだって花ちゃんに惹かれるにつれ、こうしてほしいという願望を抱いたじゃないですか。でも孔明は恋をする段階じゃない。
恋は多くの場合、風化するか、愛に形を変える。
孔明の恋や憧憬は、十年前のあの日に生まれていて、孔明の道をつくる礎になったものだから、風化も色あせることもなくも自己を顧みない愛へと熟成させて、スペシャルで本人が言っていたように自分の一部になってしまったんだと思う。たぶん。いや私孔明じゃないからわかんないけど。わかんないけど!
一度だって、彼女に「残れ」と言わなかった孔明の自己完結+鉄の忍耐+愛情深さに、泣くなって言われた方が無理でしょう。泣くわ。怒涛のように泣くわ。
持って来る??自分から、彼女が帰るための本、普通持って来るか??目の前で開かせるか??
でも開かせてしまうのが孔明なのだった。
孔明の、彼女に対しての言葉はほぼ彼女の行く末を案じたもので、導くもので、そこに自分のために傍にいて欲しいという私利私欲は含まれなくて。あったとしても、十年の内に身に着けた巧妙さで隠してみせようともしない。
「君にとってボクはいい師匠だった?」
唯一彼女のためじゃない質問がこれってだめだろ。だめだろ…
唯一彼女から欲しがったのがこれの返答って本当にだめだろ……
これが花ちゃんの想いを知らず、気持ちのすれ違いで突き放してるならまだしも、十中八九自分に気があると理解していながら、受け入れずに手離そうとするあたり、心底ずるい男だよお前は。
この前に攻略した人は、あいにく手離すという選択肢を母の胎内に置き忘れてきまして、みたいな赤い男だったんだけどどう思います? いっそ足して二で割って!
もうほんと、エンディングムービーでこんなに泣かされたの初めて。
一番泣いたのが孔明で、一番「おい!!!」ってなったのが玄徳、ということで玄徳軍のエンディングムービーは事件のるつぼといえる。
事件といえば、孔明をクリアした直後、PSPがぶっ壊れるという本当の事件が発生したよ。
エンディングに辿り着いたからってお前までエンディング(しかもバッドエンディング)迎える必要ないだろ。
本当に孔明のスペシャルをみて、タイトル画面に戻った時に、ジーーッて夏場の蝉みたいな音とともに沈黙したので、恋戦記~完~!!!!ていう感じではありました。強制的に幕が下ろされてしまった。
でもPSPは他にもモンハン時代に酷使しすぎて若干ガタがきている三台あるから大・丈・夫!!!!
スペシャルもええ話すぎてまた泣いた。そろそろ涙で長江ができそう。そして曹操の船が焼かれる。
【総評】
なんで早くやらなかったんだろう。
最初は「特に好みではない」と思ったキャラも、攻略したあとは「好きでしかない」になってしまう、☆5の乙女ゲーでした。
何回も言うけどフルボイスのありがたみが止まらないし、シナリオがひれ伏すほどに素晴らしい。50回生まれ変わってもあんな緻密で繊細で低温も高温も伝わる話は書けない。
君がいなければ生きていけない、という台詞や感情は、情熱を訴える点でこちらを煽り立ててくれますが、物語に説得力がないと、上滑りしてしまってあまり響かなかったりもします。
個人的に恋戦記はそれが見事だったというか、むしろこの子がいないとだめだ、本当にこいつらはだめなんだ(一部死ぬし)と焦燥すら感じるほどに、主人公とキャラの関係が丁寧に描かれていて、アーすごい。すごいなー。結構健闘したものの、語彙はここで倒れた。
花ちゃんが可愛い女の子である点も、高く評価したい!したいぞ!絶妙に普通!かといって無個性というわけでもない!
怯えるし戸惑うし、見当はずれなこともいうし、最初からなんの覚悟も持たない普通の子であるがために、できることを頑張る姿が大変よろしかったです。
最終的に推しが誰になるかなって開始前に予想をいろいろたててましたが、結局選べないよお…って膝をつく結果になりました。選べないよお…みんなそれぞれ幸せになってほしいよお…
孟徳と孔明は色々と深すぎるし、文若とこうきんは死んじゃうし、選べない……あ、でも最初に攻略したせいなのかもしれないけど翼徳の姿を見るたび、桁外れにニコォ……ってなります。
彼の台詞のひとつ、「オレとお前の簡単と難しいは違うのかもな」っていうのがむちゃくちゃ好きです。これのせいで真っ先に攻略した。
自分の物差しも相手に物差しも否定しない、朗らかな物言いは、右も左もわからない花ちゃんには救いのひとつになったんじゃないかな~~!!好き!!!
というわけで超楽しかったです。
私がファンディスクの思いでがえしを購入したのは言うまでもない。普段は本編で満足してあんまりこういうの買わないんですけど、こたびは手が勝手に動いてアマゾンに向かっていた。
早く届いて欲しい。
感想が長いわりに大したこと言ってない問題。
今とにかく浴びるほど二次創作が読みたい。
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