思いでがえし感想/三都賦

全キャラやるとエピソードが出てきてめっちゃ喜んでやったんですけど三都賦。

体力を想像以上に消耗したんですけど三都賦。

どうでもいいけどなんて読むの？？

特に説明もなく始まったけど、献帝がいて、三君主が集まってキャンキャンわめき合ってる状況を見ると、ノーマルルートの設定でやんすね、と音もなく察するくらいには軍師をやっている。

ノーマルルートの花ちゃんは、玄徳軍に属してはいるけど誰のルートにも入っていないので、誰のものでもなく、そうなると魏のないものねだりチャンピオンである孟徳が黙っていないわけで、花ちゃんをめぐって三つ巴が起こるという、すげえ！！！夢小説っぽい！！！！（※書く方も読む方もエンジョイしていたので夢小説偏差値は高いです！！）

話の筋はまあ、とんだ師匠の悪ふざけだぜってことなのでそれはいいとして、孟徳と玄徳が想像以上に険悪で爽快に笑いつつ引いた。いい大人がこんな正装を求められる公式の場で何をしているんだ。そりゃ女官も腰が引けて逃げ出すわな。

孟徳は前世から舌戦が得意なのは想像通り、それと対等に渡り合うんだから玄徳もあんな仁の顔をしておいて相当なタマである。優しい保護者の面影なし。もういっそ胸倉つかんで殴り合った方がよほど健全だと思うんだが、そこは伊達に生きていない年の功。無駄な体力は使わない。暴力に訴えるより精神的ボクシングで相手にダメージを与えようとするのであった。大人げないのは公瑾だけにして欲しい。戦いをなくしたいという健気な気持ちで残った花ちゃんには申し訳ないけど、玄徳と孟徳が同じ時代に肩を並べる限り、世界は一つにならない。断言。

悪意と敵意をと警戒を隠そうともしない威嚇Ｍａｘの玄徳さんはレアなので、もっと見たい気持ちはある。ノーマルルートではかろうじて保ってるけど、私はお前が胸を張れるほどちゃんとした大人じゃないことは知ってるからな！！（待てない事件についてはあと10年は言うつもり）

仲謀が唯一の清涼剤。中国を代表する狡猾なおっさん二人に挟まれて気の毒である。私が花ちゃんの親なら彼に娘を託すね！！積極的に花ちゃんを欲しがってるわけじゃないけど、よく考えるとまんざらでもないみたいな態度に、心の桜が満開になったありがとう可愛い。

まあ三君主によるコントはいいとして。問題はその後の三参謀である。

何でこんなことになってしまったんだ（悲壮な声）

師匠、公瑾、文若が一堂に会するとか、「うわ……」の一言。

師匠を除いた二人は花ちゃんが絡むと賢さがダウンするとはいえ、一応知力で国を支えている輩である。もうめちゃくちゃ陰湿な口喧嘩が予想されるよね。そこにいるだけで胃に穴あきそうだよね。

しかし事態はもっと深刻だった。

三君主はノーマルルートでの三つ巴ゆえに仲良くケンカしな（一部ガチ）みたいな軽薄さがあったものの、参謀の場合、夢だからを旗本に自由を大いに行使して、それぞれルート攻略中の花ちゃんが献帝の元に行ったまま戻って来ないので迎えに来た前提で集合しているという悪夢。

つまり全員がマジで恋仲。

修羅場じゃん！！百人が百人認めるド修羅場じゃん！

なにこれどういう制裁受けてんの？？？

三君主→ハハハ

三参謀→しにたい

このテンションの差、お分かりいただけるだろうか。

君主が花ちゃんをめぐってバチバチ火花散らしてたのは、せいぜい気張りたまえよ、みたいな感じで高見から見物できたけど、今回は直視できない。まったくもって笑えない。何なら体調を崩して伏せる。

花ちゃんは「記憶があいまいで……」と三人の尋問をかわしていたけど、あいにくこちとら本編を全キャラクリアしている身なもんで、記憶が悲しいくらい鮮明なんですよね。全員と大団円迎えてんですよ。身に覚えがありすぎて、いますぐに赤兎馬で逃げ出したい。

選べない？　よしならば戦争だ、みたいな感じで、君主と同じく剣と碁と舞で競うんですけど、待って、待って、公瑾チョロすぎねえ～～！！？？？この人だって一応色々あれだけど都督の地位なのよ？？？簡単に動揺しすぎだろう可愛い。本当に君は花ちゃんが絡むとポンコツだな。加点しておくね。

あと元譲が気の毒すぎる＆愛しい、誰か彼にあたたかい飲み物を差し上げて。孟徳は隻眼の従兄弟を便利に使いすぎである。猛将やぞ！

結局勝負では決まらなかったから、自己アピールタイム（なんでそんなことで解決すると思ってんだこの三人はよお）が始まるんですけど、もうね、みんなただ仕事の一環として迎えにきてるわけじゃなく、未来の嫁として花ちゃんを認識してるから、アピールがマジなんですよ。

夢小説みたい～！とかはしゃぐ余力一個もないんですよ。地獄だよ地獄！選べるかよ！

公瑾なんか本編ラストでさえ若干グダグダ告白だったというのに、よっぽど業を煮やしたのか「愛してるんですよ！」って口に出しちゃったからね。逆ギレだったけど（ザ・公瑾！）

師匠も珍しく「娶る」とか言い出すし、文若さんは文若さんらしく眉間に皺を寄せながら情熱を訴えてくるし、収拾がつかないし、罪悪感は募るし、胃がなんか荒れてくるし、この部屋ごと爆発してほしい。

あと、三人の内、二人はすでにこの世にいないという事実も、私を大いに傷つけましたね。

ノーマルルート自体は色々と夢や展開が広がる可能性のある設定だけど、公瑾と文若がいない、この一点において、やだやだ～（泣きわめく絵文字）と私の中の三歳児が暴れ出すのであった。

結局夢なので、目が覚めて終わるんだけど、こんなバッドエンディングみたいな後味はじめて！いや否定じゃなくて！まさかの衝撃！HPとMPがゼロになった！笑う用意してたら、公瑾と一緒に集めた矢が全身に刺さった！

これやったあと、みんな精神大丈夫だったの？？？

私は消耗しすぎて糖分摂取しちまったよ。

死なないで公瑾と文若……